子どもがYouTube漬けで困るわ…
やめさせたいけど難しいのよね
…こんな悩みを持つご家庭は多いでしょう。
本記事ではYouTubeを子どもに制限させたり、やめさせる方法を解説していきます!
遊びながらIQアップができる
今どのくらいの子どもがネット動画を見ている?
総務省の調査によると、子どもたち(12歳以下)の10人に7人がネット動画を視聴していることがわかっています。(※YouTubeに限らずAmazonプライムなどのネット動画も含む。)
つい出先で子どものぐずり対策に、スマホやタブレットで動画を見せてしまいますよね。
出先に限らず、お家でも録画しているテレビアニメより「YouTubeがいい!」と子どもが言うようになってしまったなど、ネット動画を見る機会や時間が長くなっているのは事実です。
私たち親世代の頃とは異なり、ネット動画が主流となった今の時代に、どう付き合っていくべきか?悩まれるパパ・ママは多いです。
親が子どもにYouTubeを見せたくない理由
子どもにYouTubeを見せたくない理由として、以下のことが当てはまりませんか?
・暴力表現や精表現など、子どもに見せたくない動画が流れるリスクがある。
・視力低下が気になる
・脳への影響が心配
・時間を無駄にしている
このように、YouTubeが子どもの生活に悪影響を及ぼすのではないかと考える親は多いです。
もちろん、全てのコンテンツが悪いわけではなく、教育テレビの代わりとして利用できるものもあると思います。
それでもやっぱり、制限するのが難しく、なんだかYouTubeって無法地帯だなぁ…と感じたり、このままYouTubeに依存してしまったらどうしよう、と不安になりますよね。
そしてYouTubeって次から次へと新しい動画が見れるようになっているので、自分で選択して視聴していると言うよりも、動画に見させられている状態、依存やコントロールされている!?とさえ感じてしまうこともしばしば。
本当は絵本を読んであげたり、お絵かき、トランプなどもっと子どもと向き合えるのがベストですが、そればかりだと
・家事が出来ない
・息抜きができず疲れてしまう
・在宅勤務で子どもの相手ができない
…などの理由でやむを得ず見せてしまっているご家庭も多いと思います。
なかなか付きっきりでは遊んであげられませんよね。
そんな方のために少しでも子どものYouTube視聴時間を短くする方法や、YouTubeをやめる解決策を提案していきます!
YouTubeを見過ぎると子どもの脳にはどんな影響が?
YouTubeを含むネット動画視聴(見過ぎること)には、まず子どもの脳に悪影響があることが挙げられます。
東北大加齢医学研究所の川島隆太教授(脳科学)と竹内光准教授(同)は、「子どものテレビの長時間視聴が、言語知能などをつかさどる脳の前頭極に悪影響を与える」とする研究結果を発表しています。
この他にも
・視力の低下
・攻撃的・暴力的になりやすい
・勉強時間が少なくなり成績が悪化してしまう
・生活習慣に悪影響が出る
などが挙げられますが、最後の「生活習慣に影響が出る」とは一体どういうことなのか詳しく説明していきます。
これは岡山県内で行われた小児保健研究で、県内の幼児を持つ保護者466名を対象に生活調査をしたもので、テレビ視聴時間が幼児の生活習慣に悪影響を及ぼすことがわかっています。テレビ視聴時間が1時間程度の子と、3時間以上の子とを比較したときに、後者の方が生活習慣によくない影響が出ているそうなのです。
具体的には、
・朝食をしっかり採れていない
・睡眠時間が短い
・排便習慣が不規則
・排便後の手洗いする割合が低い
・食べ物の好き嫌いが多い
・おやつの有無や摂取時間が不規則
・あいさつをする割合が低い
・身支度を自分でしない
など、動画視聴が短い子と比べたときの差は数値として現れていました。
1時間未満 | 3時間以上 | |
起床時間 決まっている | 50.9% | 38.5% |
朝食 主食と副菜をきちんと食べる | 42•1% | 12.8% |
「おはよう」をいつも言う | 76.8% | 59.0% |
朝いつも排便 | 29.8% | 18.4% |
身支度を自分でする | 47.4% | 18.0% |
排便後に手洗いをする割合も1時間未満の子は79.9%に対し、3時間以上の子は51.8%と、衛生面にも影響が出ていたようです。
このように朝の生活習慣だけ見ても長時間の視聴が悪影響を及ぼしていることがわかります。親が子どもに関わる時間が少ないのが原因でそのようなケースになる場合も多く、しつけが行き届かないとも推測ができます。ただ、テレビ・タブレットに育児を助けられる場面ってたくさんありますよね。見ることが悪ではないんです。見る時間をコントロールできるのがベストですね。
いきなり見ることを禁止しない!
では、具体的にどうやって見る時間を減らしていくかです。いきなり見てはダメと完全に禁止するのは良くありません。「YouTube見ちゃダメよ」と頭ごなしに禁止してしまっては、「ママに自分の楽しい時間を奪われた」としか思わず、むしろ余計に見たくなってしまうものです。
「廊下を走ってはいけないよ」と言うルールに反発して走りたくなる、「ご飯中は立ち歩かない!」と言われ、ダメと分かっていても立ち歩く。「ダメよ!」「しないでね!」と、制限されたものは、したくなってしまうと言う心理が働いているのですね。
YouTubeを見すぎてはいけない理由を本人に理解してもらおう!
「ずっと見ていると目が悪くなっちゃうよ」
「勉強する時間がなくなっちゃうよ」
「YouTubeだけで1日が終わってしまうよ?」
など、YouTubeを見過ぎるとNGな理由はご家庭によりますが、子どもに自制心を育てるためにはなぜやってはいけないのか、を理解させることが肝心です。
やらないのは自分のためである!と言うことを、とことんわかってもらうことが大切です。
子どもに「歯磨きをしないと虫歯になって歯が痛くなってしまうよ」「将来入れ歯になっちゃうよ」と、歯の大切さを伝えると、歯磨きをがんばったり、甘いものをいつもより控えるようになったというケースはありませんか?
欲望と理性の間で生きているのは子どもだけでなく大人も同様、すぐには難しいかもしれませんがまずは理解してもらうところから始めましょう!
見たい!と言ったら少し時間を置いてみよう
「少しママと本を読んでからにしよう」
「このぬり絵楽しそうだね、やってみない?」
「美味しそうなお菓子買ってきたから食べよう?」
「ちょっとお散歩に行かない?」
と、コミュニケーションをとりながら別のことを一緒にして、YouTubeの存在を忘れさせる!これは結構使えます!注意としては、
「この本読んでみて」
「このぬり絵やってからね」
「お菓子置いておくから食べてね」
と、提案だけして放置するのはNGです!
なぜなら放置された状態だとすぐにYouTubeのことを思い出し、見たくなってしまうのですね。
これでは子どももイライラし逆効果かもしれません。
親とのたわいもない会話をしながら徐々にYouTubeへの気持ちを薄れさせていく。
子どもがしたい話題で会話を進めると良いでしょう。
このほうが受動的に見るだけのYouTubeよりもよっぽど脳にも良いですし、親子のコミュニケーションが増えることで子どもの心も安定、目が行き届きやすくなり、しつけのしやすさにも繋がってくるのではないでしょうか。
まずは10分間!他のことで気を紛らわせてみてください!しかし、その10分も子どもに付きっきりになれないご家庭もあると思います。
そういった場合、知育系のアプリもおすすめです。例えば思考力アプリのワンダーボックス はどうでしょう。(コチラから無料で体験もできます。)
ワンダーボックスのメリットは子どもの算数のIQアップが実証済みの点です。これだと親の罪悪感もかなりなくなるのではないでしょうか。「画面を見る」は同じでも、この場合、受動的に見るのではなく、しっかり頭を使って参加し、且つ、子どもにとっては遊び感覚でできるので、嫌がらずに移行できるかもしれません。
このように、他のものでまずは気を紛らわせ、YouTubeを見ない時間を30分、1時間と時間を伸ばしていき、丸一日見ない日を作るのもいいですね。
YouTubeから離れても楽しい!と思える環境がベストですね。
これからの時代に必須な力!
3歳がワンダーボックスを先取りしたレビュー記事や、体験版アプリの詳細についてもご参考ください。
身の回りの環境を整えよう
動画視聴に直結しない環境づくりとして以下の提案があります。
1、リビングに子どもの興味を引くものを置いておく。
2、テレビやスマホ・タブレット類は目に入らないようにする。
3、家の中をある程度きれいにしておく。
1、リビングに子どもの興味を引くものを置いておく。
本、折り紙、お絵かき、工作道具、などの子どもが自然と手に取るようなものをリビングに置いておくことで、今までしなかったお絵かきをするようになった!工作を始めた!なんてことも。
家にいると「つまんない!暇だからYouTube見たい!」と、なっていた子どもも、目の前に遊ぶ道具があれば自然とそっちに夢中になる場合もあるのです。
ポイントは「リビングに子どもの手に取れるものを散りばめておくこと」です。
2、テレビやスマホ・タブレット類は目に入らないように
人間の目と脳は繋がっています。
スマホやタブレットで動画視聴している場合はそれらを見えない場所にしまっておいたり、テレビだったら布を被せ、使わない状態を定着させると効果が期待できます。
動画視聴に直結する媒体を視界からなくす環境づくりも一つの手段として試してみてはいかがでしょうか。
3、家の中をある程度きれいにしておく
「家の中がぐちゃぐちゃで何かをするスペースがない」
これだと何もできないし、する気も起こらないから、じゃぁYouTube見ようかな、という負のループが起こっても無理はありませんね。
家の中が見違えるほどほどキレイになった時、子どもは今まで眠っていたおもちゃを引っ張り出し遊び出すかもしれません。
YouTubeとの上手な付き合い方
完全にYouTubeを禁止するのではなく、見る時間を減らしたい!とお考えのご家庭には、子ども×YouTubeの上手な付き合い方を提案します。
子どもと一緒に、YouTubeを見るときのルールを作ろう!
●大人の目の届く範囲内で使わせる
●「動画1本まで」「30分まで」と1日の視聴時間を決める
●週に3回など、視聴できる曜日を決める
もし、隠れて見てしまった場合、1週間禁止にするなど、約束を守れなかった場合のルールを設けても良いかもしれません。
大人が一方的に作るルールよりも、子どもと相談して決めたルールの方が子ども自身に自覚が生まれます。
YouTubeを見るときはテレビ画面で
スマホやタブレットだと、どこでも持ち歩いていけますし、親が何の動画を見ているのかも管理が行き届きません。子どもがどんな動画を見ているか、また、どのくらい見ているか把握できるよう、YouTubeはできればテレビ画面で見ることをお勧めします。
寝る前に見せるのはやめよう!
寝る直前までYouTubeを見ていると、睡眠の質も落ちますし、すぐに視聴をやめられずに、気づけばダラダラ見てしまい睡眠時間が削られる…。いざ寝ようと思っても脳が刺激された状態ですぐに寝付けない、なんて負のループも…。前述した通り、生活習慣に悪影響が出てしまうのは確かです。翌日の生活に支障をきたさないよう、最低限、生活環境を整えましょう!
大人でもYouTubeの依存になってしまうのだから、子どもはもっと自分自身での管理は難しいのです。
子ども向けはYouTube Kids!
YouTube Kidsをご存知でしょうか?子どもに相応しくない動画があらかじめフィルタリングされているものなので、一般的なYouTubeよりも安心なんですよ。
しかし、フィルタリング機能があっても中には相応しくない動画が紛れ込んでしまう場合があるのでそこは注意が必要です。
この他、YouTube Kidsの利点としては、
・見せたくない動画は保護者側でブロックできる
・使用時間の制限がかけられる
・子どもに不適切な動画がフィルタリングされている
・「すべてのお子様」「未就学児」「学年児童」と、設定により表示される動画が差別化できる
このように、子どもが使うために考えられた機能が充実しています。YouTube Kidsにはもともとお子様が見ていたチャンネル・動画がない可能性もありますが、もしこちらに移行できるなら親の心配は減りそうですね。
以上、動画視聴をやめさせる方法や、上手に付き合うための方法でした。何か一つでも実践でき、悩みが解決できれば嬉しいです!
これからの時代に必須な力!
文中でご紹介した知育アプリ「ワンダーボックス」については、さまざまな記事がございますので、ご覧になってみてください。推奨端末と動作環境についての記事、ワンダーボックスとシンクシンクの比較記事などもあるのでご参考ください。
また、他のSTEAM教材を知りたい方は、 自宅でできるSTEAM教育の紹介記事をご参考にして下さいね。