老舗のロボット教室「クレファス」に、5歳〜小2までが受講できる「キックス」というコースがあります。近年全国的にロボット・プログラミング教室が増えていますが、クレファス(キックス)は、フランチャイズよりも、直営校が多いのが特徴。
キックスは団体授業で、毎回教育用のレゴを使い、ロボットを作ります。
息子がレゴ大好き!クレファスの低学年コースが気にっているんだけど、どんな教室ですか?
キックスですね!料金や口コミなどを解説していきます!
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キックスの料金(入会金・月謝)について!振替制度はある?
キックスの料金表
コース対象:年長〜小学2年生
入会金 | 16,500円 |
教材費 (キット) | 43,780円 (SPIKEベーシック) |
月謝 | 受講費:10,780円 維持費:1,210円 教材費:1,210円 |
授業時間 | 1回50分/年間42回 |
月謝は受講費・維持費・教材費を合計して13,200円です!
振替制度はある?
団体授業のため振替制度はないが、お休みした場合はの次週のレッスン時に、いつもより30分早く来て、おやすみした日の補講授業が行われます。
お休みした翌週にカバーしてくれるから授業についていけなくなることはなさそうだね。
他のロボット教室はフランチャイズが多い中、クレファスは直営校が多いのも特徴です。
キックスへ行ったハルちゃんの体験談
今回、ハルちゃんが体験したのは、クレファスの「Kicksジュニアエリートスタンダード」というコース。
・レゴ社のSPIKEベーシックというロボット教材
・ワークシート
・タブレット
を使用しました。
まず、配られたワークシートを見ながら本日の活動内容が説明されました。
今回の課題は「りんごの収穫ロボット作り」。
「りんごがたくさん採れる地域はどこ?」などのクイズもありました。
クレファスでは、単にロボットやプログラミングを扱うだけでなく、今回のように「りんごの収穫場所はどこか?」といった地理の要素を取り入れ、違う分野の学習も横断的に行われます。
この他にも、宇宙や理科、算数など、幅広い分野のテーマが用意されているそうです。
ロボットの組み立ては、写真付きのテキストを見ながら行います。
自宅でのレゴ遊びと同じように、自主的に作業を進めていました。
講師の方は、手が止まっていると声をかけてくれたり、アドバイスをしてくれました。
基本的な部分が完成した後は、荷台を好きなように組み立てたり、犬を乗せてみたりと、自分の好きなようにアレンジ。
次に、タブレットを使ったプログラミングの時間です。
簡単なビジュアルプログラミングで、ロボットを前後させるだけですが、実際には落ちてくるリンゴをちょうど良い位置で拾うのはなかなか難しいものでした。
ハルちゃんはプログラミング初心者なので、最初は手こずっていました。
「どうすればリンゴを上手く荷台に乗せられるか?」を考えながら試行錯誤しました。
クレファスの講師は、すぐに答えを教えずに子供たちに考えさせることを大事にしているようでした。
タブレット上で微調整を繰り返し、ロボットがそれに応じて動くのを見て、ハルちゃんもとても嬉しそうでした。
この授業を毎週受けることで、ハルちゃんが創造力や思考力、問題解決能力など、様々な力を身につけられるだろうと感じました。
実際どう?キックスの他の口コミ・評判!
体験の人はお話上手!実際の担当講師はすごく若く、多少の心配が…。
通った期間:2018年4月〜2019年3月
目的:思考力を養うため・プログラミングの授業に備えるため
5段階評価:2
kicksのプログラミングロボット教室に一年弱通いました。
体験レッスンで子どもがかなり食いつき、のせられて入会しました。
体験レッスンでクロージングしてくる方はかなりお話がお上手で、のせられた感がありました。
ただ、通っている期間は子供も楽しそうにしていたので良かったと思います。
しかし講師の方がすごく若い方で(見た目)先生というより「お姉さん」という感じだったので、なんとなくですが不信感というか心配のようなものはありました。
特に何が悪いとかはないです。
でも多分アルバイトなのではないかと思います…。
子供の習い事の成果としては、お迎えに行くとその日の授業でやった事を簡単に伝えてはくれるのですが、それだけではよく分からず親の満足感はどんどん下がっていく一方でした。
子供は楽しそうでしたが。
年長から通っています!
通っている期間:2020年4月から
目的:理数系に強くなって欲しいから
5段階評価:4
小学2年生の息子は年長の4月からキックスに通っています。
もともとレゴが好きだったのもあり、飽きることなく続けられています!
毎回作るもののテーマが変わり、恐竜、ワニ、ブランコなどさまざまな種類を作り、プログラミングでそれを動かすことが特に楽しいようです。
ロボットプログラミングの授業では学年を先取りした学びをするので、小学1年生の時に小数点を言っていた時は、「どうして知ってるの?」と驚くことがあります…。(笑)
ハンズオン方式で手を動かしながら考えるので、先取りした内容でもしっかり頭に入っているように思います。
通い出しの頃はお迎えの時に授業の内容をたくさん話してくれたのですが、最近は聞き出そうとしても中々話してくれない時もあり、本当にちゃんとできているか把握できず不安になることもあります。
先生との面談時に様子や進捗状況が聞けるので、その時間に気になっていることをどんどん聞いています。
Kicks(キックス)でどんな力が養われる?
キックスではレゴ®️WeDo2.0というキットを使い学習を進めていきます。
クレファス(小3〜)は、学年がバラバラでみんながそれぞれ自分の授業を自分で進めていくのに対し、キックス(年長〜小2)は団体授業で、一つの授業時間の中に同じ学年・同じコースの生徒しかいません。
毎回レゴを使ってロボットを作ります!
授業初めは毎回新しいテーマ(車や動物など)にそった授業が行われ、仕組みや生態などを学んだ上でそのロボットを作り、プログラミングをして実際に動かしてみる!という流れです。
キックスはロボット教室ですが、算数・理科だけでなく、生物や宇宙や地理など、いろんなことに興味を持ってもらえるようなテーマづくりがされています!
Kicksは、
Kid’s Imagination,Creativity and Knowledge of Science
の頭文字をとって作られた名前です。
子どもたちの自由な「想像力」(Imagination)を具現化するための「創造力」(Creativity)を重視していて、その二つを養うために「科学の知識」(Knowledge of Science)や「論理的な考え方」(Logical thinking)を学んでいくスクールです!
クリエイティブ力も身につくけど、
理系にも強くなるんですよ!
問題集で知識を詰め込むのではなく、子どもが実際に自分の手を使いものを組み立て、トライアンドエラーを繰り返して学ぶ「ハンズオン教育」が実施されています。
キックスの教育方針は、まさにSTEAM教育ですね!
STEAM教育とは、アメリカ発祥の教育理念で、AI時代に負けない輝ける人材を育てよう!という新時代教育で、さまざまな教科を横断的に学んでいくものです。
キックスのデメリット・受講時の注意点
見学不可の習い事にはよくあることですが、「子どもの進捗度が分かりずらい」という点が挙げられます。
子どもは楽しく通っていても、「どんな内容を学んできたか」「どのくらい成長しているか」が保護者には分かりにくいようです。
ただ、クレファス(キックス)では、授業後に先生からその日にやった内容が説明されたり、定期的に面談の時間はが設けられていますよ。
ロボット検定で、学習成果や技術レベルを客観的に確認することも可能です。
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キックスの各コースについて
キックス〈ベーシックコース〉
対象学年:年長
ベーシックコースは基本的な図形や数について身につけていきます。
ブロックなどの具体物を触りながら大きさ・長さ・重さ・数などについて学びます。
また、二次元と三次元の違いを理解し、空間認識能力を高めたり、ブロック制作を通して試行錯誤を楽しむ力も養えます!
ただ好きなものを作るだけではなく、毎回テーマが違う中で、バランスや壊れにくい構造を考えたり、計画的に進めていく力も身につきます!
キックスは団体授業のため、好きなことや楽しかったことについて話し合う時間もあります。
グループワークでコミュ力がアップしそう!
キックス〈スタンダードコース〉
対象学年:小学1年生
スタンダードコースは、身の回りのものを計測したり、仕組みを考えて実際に手を動かし組み立てることで科学的思考が養われます。長さ・重さ・時間の単位を学びます。
制作した天秤で重さをはかったり、それぞれの物体を比べる中で原理原則について体感しながら理解を深めていきます。
机上の学びでは得られない知識が身に付きます!
ギア・カム・滑車など、動かす仕組みの考え方と使い方を習得しながら算数や図形の基礎を学びます。
プログラミングについては、
・PCの基本操作
・プログラミングの基本的な考え方やセンサーの使い方
を学び、その中で作ったロボットの動きを確認し、思考力もアップします。
グループワークでは、自分が作ったモデルの工夫した点や感想などを発表します。また、相手の発表を聞いて良い点や改善点を見つけ、伝えられるようにもなるんですよ。
小1からプレゼンの時間があるんだね
キックス〈アドバンスコース〉
対象学年:小学2年生
スタンダードコースより一歩進んだロボットの組み立てやスキルを磨きながら科学的思考力を学んでいきます。色々な実験をし、数値化・記録をします。例えばギアの大きさと速さ・力・向きを比べ、因果関係を考えてみるなど。
ロボット教室は、理系に強い子が育ちますが、この学年からはてこの原理や、図形の性質、座標の考え方の基礎を学びます。
理系に強くなるのも納得だわ
理系に強くなるだけではありません。それの知識を持っていることで、よりクリエイティブなものづくりの基礎ができるのです。
その他、プログラミングやセンサーに対する理解を深め、制限時間内に問題点を整理し、解決のための作戦を考えることで、判断力・論理的思考力・問題解決力が育ちます。
グループワークでは、自己と他者、グループへの理解を深めるために、お互いのモデルを見せ合い、見比べながら話し合います。進んで相手の作品に意見を伝えたり、相手の意見に耳を傾け、ポジティブに受け止める姿勢を身につけます。
小2からは予測・実験・分析
の力を養います。
Kicks(キックス)はSTEAM教育!
STEAM教育ってどんな教育?
今、子どもが将来生き抜く力をつけるために、STEAM教育が注目されています!
STEAMとは、Science・Technology・Engineering・Arts・Mathematicsの5つの英単語の頭文字を組み合わせてできた造語です。この5つの領域を横断的に学ぶものがSTEAM教育で、アメリカ発祥の教育理念です。
STEAM教育は、科学・技術・工学・芸術・数学この5つの領域を横断的に学びます。「理数系教育+アート教育」とも表現され、思考力や創造性を引き出し、地頭を育てる狙いがあるんですよ。
科学やテクノロジー、アートやデザインなど、あらゆる分野が融合することで深い学びを得られることが可能です。
文系・理系といった枠にとらわれず、各教科の学びを基盤としつつ、さまざまな情報を活用・統合して学ぶこと、それにより課題の発見や問題解決につながる学びが実現します!さらには社会的価値を生み出す能力を育成しようという考えもあります。
STEAM教育は、科目の融合によって相乗効果が生まれ、活性化した学びができるんです!
まさにクレファスは、ロボットを通してSTEAM教育をしているのね
STEAM教育の効果は?どんな力が養われる?
STEAM教育はベースとして子どもの「探究心」や「好奇心」といったワクワクする気持ちを大切に進めていきます。そのワクワクをベースに取り組むことで、思考力や創造力が引き出され地頭が育つのです!また、ゴールに向かい作業を進めていく中でトライアンドエラーを繰り返すので、試行錯誤の力がついたり、問題解決能力も養われます。
これらの数値では図りにくい力のことを、21世紀スキルと言い将来の子どもたちにとても役立つ力になります。
STEAM教育は、思考力や創造性、問題解決能力を伸ばし、新たな価値を生み出す力も身に付くんですよ!
人間ならではの感性を働かせながら、よりよい社会や人生の在り方について考えること、学んだことをそうした人生や社会のあり方に生かそうとすることは、私たちが人間らしく生きていくために重要な営みであると同時に、社会や産業の構造が変化し成熟社会に向かう中で、社会が求める人材像にも合致するものとなっている。
引用元:文部科学省「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について」
\教室選びは必ず無料体験を!/
入会しても、子ども×教室の相性が悪く辞めてしまうケースも少なくありません。上手な教室選びのポイントは、
①体験に2つ以上行き、見比べる
②年齢に適した学習内容か(子どもに無理がないか)見極める
2020年からの学習指導要領では、小学校でのプログラミング学習が必修化となりましたね。「小さいうちにコーディングを覚えないと子どもが将来苦労するのでは?」とお考えのパパママもいらっしゃいますが、この時期は専門性ではなく、プログラミングを通して「論理的思考力(=プログラミング的思考力)」を身につけることが重要なんですよ。
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関連の記事として、小学3年生以上が対象のクレファスについての記事や、オンラインで受けられるイークレファスの記事もありますので、参考にしてみて下さいね。